こんにちは。院長の徳山です。

 当院では歯科衛生士、歯科助手、受付のすべてのチームメンバーと定期的な勉強会を行っております。

 今回のテーマは「認知症患者さんと歯科・口腔の関連」「高齢者の安心・安全な口腔ケア」、比較的高齢者に特化した知識と技術の学習、シェアを行いました。

 みなさんは「認知症」はご存知でしょうか?なんとなく「物忘れ」や「老化」と認識しがちですが、実はそれは大きな誤りで、脳の神経細胞の障害に起因する「病気」であることが医学的に解明されているわけです。

 国内における認知症患者は、65歳以上の高齢者のうち15%の約460万人いるとされています。また、10年後の2025年には現状の約1.5倍にあたる700万人を超えるとの推計が厚生労働省より発表されているようです。これに加えて、認知症予備軍とよばれる「軽度認知症」患者を含めると約1300人。この数字は65歳以上の3人に1人という割合になります。

 地域の「かかりつけ医」として従事している私たちがご高齢の患者さんと接する機会はとても多く「軽度認知症」あるいは「認知症」の患者さんと接する機会も決して少なくありません。

当院もそういった方々の早期発見・早期対応に貢献できる一つの場であると強く認識することができました。

今後もどのような角度で「医療人」として社会貢献できるのかを考えてまいりたいと思います。

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